今にたどり着くまで



子供の頃から慣れ親しんで来た実家の稼業が廃業したのが1998年。無職失業になった時が人生の転機でした。
カナダで独立起業する!と意気込んでカナダに渡ったことは無謀なチャレンジだったと思います。
移住地のケロウナはワインの産地でした。移住した半年後にワイナリーのオーナーから「日本で私たちのワインを売ってみたらどうだい?」と問われたのが全ての始まりでした。

ケロウナという町も、そこで作られる上質なオーガニックワインも、日本では全くその存在を知られていませんでした。魅力溢れるケロウナを知ってもらうために、ワインをはじめ、ゴルフ、不動産などなど、可能性のある分野に仕事の芽を植えていきました。
2009年から活動拠点をバンクーバーに移し、冬の半年間は数回に分けて日本に出張するパターンが出来上がってきました。

好きな海外の街に住みながら自由に日本への行き来を繰り返す、、、というのは、海外に移住した日本人が抱く夢のライフスタイルだと言われます。
オカナガン産ワインを日本で広げるということを仕事にしたことで、気がついたらそうしたライフスタイルに仕上がりました。
これからも体の続く限り、積極的にバンクーバーと日本の間を行き来し続けようと思います。



毎年11月の日本出張の際には、中部大学国際関係学部の1年生の特別授業を担当させていただいております。
ワインビジネスだけに限らず、多種多様なご依頼をお受けできることも、カナダに住みながら日本への行き来を繰り返していることで実現できていると思います。



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