オカナガン産ワインを私が日本に輸出し、日本で広げよう! と2000年の春から四苦八苦しています。
私のこの地味な草の根活動に対して、心から応援して下さる方、様々なご支援を下さる方、ご協力を惜しまない方、本当に多くの皆様との出会いに恵まれて参り ました。
そうした方々は、産地のケロウナ(オカナガン地方)を訪れてくれる方も多く、「ある人物」が日本からケロウナにやって来ました。
この方は、以前、ワ イン関連の仕事をされていたため、ワインの味を見極める能力が高く、アルコールの分 解能力は桁外れです。
一般に酒豪とかザルと言われる人は多いですが、この方は 桁違いです。
顔色一つ変えず、足元もフラつかず、まったく変わりません。
私が学生時代に志賀高原でスキーインストラクターをしてた 時に知り合った酒豪がいました。 熊次郎という爺さんでした。熊のように大柄で凄まじい酒豪でした。当時の志賀高原で熊次郎さんのことを知らない人はいないほどの有名人でした。 熊次郎さんは、当時、私が常駐していた志賀高原の丸池ゲレンデのリフト小屋に勤務していたのですが、どういう訳か私に目をかけてくれまして、 スキーのレッスン中にリフトを降りる私を見つけては、 「おーい、滝ちゃん、今日も一杯やろうや!」 と必ず声をかけてきました。 当時、私もかなりお酒を飲んでいましたので、熊次郎さんのお誘いを毎晩受け、リフト小屋に隣接した仮眠所で記憶を失うまで飲み続けていました。私はいつも 記憶を失ってダウン。 でも、熊次郎さんは朝まで飲み続けていました。 人生の中で、あれほどの酒豪を見たことはありませんでしたが、今回、ケロウナに来てくださった、この方は熊次郎さん を越えていました。 | 志賀高原の酒豪 熊次郎さんのイメージ はこんな感じです |
ワイン テイスティングの場合、グラスに注がれる量はワイナリーによって差異があります。 少なめの量の場合、この方は秒殺的に一気呑みです。 ワイナリーによっては、かなり多く注いでくれるところもありますが、その量ですら軽く2口で秒殺です。 熊次郎さんを越えるこの方の呑みっぷりをご覧 ください。 |
熊次郎さんを越えた人 「まだ知られていないオカナガン産ワインを日本で広めよう!」 と私が勝手に立ち上げた草の根活動に賛同し協力して下さっている方です。とても心強く頼りになる方でして、日本からケロウナにお越し頂き8日間に渡って産地のワイナリーを巡って頂きました。 その心強く頼りになるこの方のワイナリー訪問の様子をご覧ください。 | ||||||||
「おいおい、大変なお客が来ちゃったよ、、、」 と慌てふためくワイナリーの男性スタッフを尻目に豪快に 飲み続けます。 この方はワインの仕事をしていた経験から味に対する判断は的確で、私は知り会った当初から一目置いていました。 今回8日間その様子を観察していましたが、ワインに対する判断は間違いなくプロです。 全てのワイナリーで豪快に飲み続けていましたが、表情も変わらず足元もフラつかず、アルコールの対応能力は桁外れです。 | ||||||||
凍りついてしまったカナダ人の女性 黒いドレスのカナダ人女性が凍りつき固まったまま見つめる先には、豪快に飲み続けるこの方がいます。 この方はグラスに注がれたワインを2口で飲み干してしまいます。私がちょっと視線を外して元に戻したときにはグラスは空になっています。 1カ所のワイナリーで最低5杯、多いところで10杯ほどを飲みますが、全部キレイに飲み干していました。 全くペースが変わらないまま、午前から夕方までずっとこの調子でした。 | ||||||||
「お客さん、もう勘弁してください、、、」 このとき男性スタッフの目にはうっすらと涙が滲んでいました。そして男性スタッフは助けを求めるように私に視線を向けてきました。 しかし私は彼の瞳が涙で溢れていることを確認することしかできず、彼を助けてあげることができませんでした。 この方の勢いは止まることなく立て続けに豪快な飲みっぷりを披露し続けていました。 これだけ連続的に、しかも連日に渡り飲み続けられる人を私は今まで見た事がありません、、、 | ||||||||
「ん、これは美味しい!」 ワインを見極める感覚はプロですから、気に入ったワインに出会ったときの表情は分かりやすいくらい変わります。 次の瞬間、グラスに残ったワインは、まるで瞬間芸のように消えてなくなっていました 方が持つグラスをよく見てください。この写真ではまだ赤ワインが残っています。 私がカメラのシャッターを押したわずか100分の1秒後にはグラスに残っていたはずの赤ワインが消えていました。 ワインが消えて無くなる前の様子を偶然撮影できた貴重な写真です。 | ||||||||
「ワインが消えている!」 ここではワイナリーのスタッフにお願いしてグラスにタップリと赤ワインを注いでもらいました。 良い感じでポーズを決めてもらい「今度こそ赤ワインが入っているグラスの写真を撮るぞ!」と意気込んだ私は、カメラの電源を入れファインダーを覗きまし た。 が、ワインが無い! 1秒前まで赤ワインで一杯になっていたグラスが空になっている、、、 | ||||||||
この方は私が日本に輸出し販売を続けている主力ブランド(セントヒューバータス&オークベイ)を大変気に入って下さっています。 そして洪水のように日本で飲み干して下さっています。 この方が日本で私の草の根活動を手助けしてくれていることを知ったセントヒューバータス&オークベイワイナリーのオーナーが、この日の訪問を楽しみに待っ ていてくれま した。 この方もオーナーのアンディ氏と会えることを楽しみにされていまして、この日の訪問に合わせて日本から持参したドレス10着の中から1着を選ぶのに費やし た時間は 早朝から約2時間でした。 ワインを飲むのは凄まじく速いのに、訪問着は瞬間芸のように選べないという弱点があることが分かりました。 オーナーのアンディ氏は自分のコレクションワインに直筆のサインを入れて、この方にプレゼントしてくれました。 アンディ氏のコレクションワインは非売品のためラベルを貼っていません。そのボトル表面に直接サインをし、この方の名前も入れてくれました。 これまでにアンディ氏から彼のコレクションワインをプレゼントされた方は過去に1名だけ。この方は2人目になります。 アンディ氏が「この人は凄い!」と認めた人物だけがプレゼントされるワインですが、この方はあっさりとプレゼントされてしまいました。恐るべしです。
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